2022/05/29
Arch Linux で日本語 man ページと英語 man ページを使い分ける
普段コードを書く環境ではエラーメッセージのググラビリティを考えて locale を英語にしています。
日本語でエラーメッセージを表示しても同じ問題にひっかかっている issue や StackOverFlow などが出てきづらくなるためです。
でも man ページを読む際には日本語のほうが楽ですよね。
しかし日本語の man ページしか見れなくなるのも他の人に共有する際に困ってしまいます。
ここでは日本語と英語の man ページをいい感じに共存する方法を紹介します。
と言ってもやることは単純で
$ LANG=ja_JP.UTF-8 yay -S man-pages-ja
で日本語 man をインストールし、
abbr --add jman "LANG=ja_JP.UTF-8 man"
のように abbr
を登録するか
alias jman='LANG=ja_JP.UTF-8 man'
のように alias
を登録するだけです。
PKGBUILD
を見るとわかるのですが、man-pages-ja
では環境変数 LANG
の値を見て日本語 man をインストールするディレクトリを判定しています。
package() {
mkdir -p ${pkgdir}/usr/share/man/${LANG}
cd ${srcdir}/${pkgname}-${pkgver}
make install
}
そのため yay -S
する際に LANG
を渡すことで任意のディレクトリに日本語 man をインストールできるわけです。
こうすると man
を叩けばオリジナルの man ページが、
jman
を叩くと日本語の man ページが表示できるようになります。
めでたしめでたし。